いつもご覧いただきありがとうございます。
家主の3月のとある日のレポートです。(遅い……もう夏ですね 汗。ごめんなさい。)
岡山県備前市に工房を構えるHIROY GLASS STUDIOさんのところに2度目の訪問をさせていただきました。
備前市は、瀬戸内海に面した岡山県の東部に位置し、
とくにHIROY GLASS STUDIOさんのご自宅兼工房は、
歩いてすぐ海といった素敵な土地です。
まず作品購入も兼ねて、工房に併設されたSEIDEN Gallery(セイデンギャラリー)に案内していただきました。
こちらのギャラリー名の由来は、工房がある井田(いた)地区の耕作地だった井田(せいでん)からきており、古い歴史にちなんでいるとのこと。
とても地元を大切にしておられるのですね。
SEIDEN Galleryは、明るくて清清しくて、展示されているHIROY GLASS STUDIOさんの作品たちが、なんだか心地よく座っているようにもみえました。
また、絵描きさんである花岡 央さん(以下、ヒロイさん)のお父様の絵も壁に展示。ギャラリーの雰囲気に合うやさしい色使いが印象的でした。やはりヒロイさんは、幼い頃からこの美しい色彩の絵を目にしてきたのでしょうか。
そして打ち合わせの後は、ずうずうしくもご自宅におじゃましちゃって、
奥さま(雅子さん)の手料理をいただくことに。
ヒロイさんもお手伝い!(撮影用とのこと…..笑)
ちょこんと座らせていただいている間に、HIROY GLASS STUDIOさんのうつわに自家製の食材が盛られ、食卓が彩られました。
下味がしみ込んだ唐揚げや自家製のお米などを味わいながら、学生時代のことや地元岡山のことなど
お二人からいろいろなお話もうかがえて、
うつわと食事とお話と。
じつに贅沢で嬉しいひと時となりました。
食事をご馳走になったあとは、自ら作ったという溶解炉などがある工房を見学させたいただき、ヒロイさんが作業をしながら制作工程を説明して下さいました。
多少離れたところにいても熱さをかんじるのですから、炉前はどれだけ熱いことか。それと常に戦う日々なのですね。
ガラスは、とくに一瞬一瞬がすごく大切で、その一瞬において作り手の技術が集約されているのだと感じます。
使い手を考えるとなおさら制作時の気遣いが必要なのは、生活にかかせないうつわだからこそ。
同じ形をつくる技術や作品を生み出す技巧力、ガラスへのひた向きさ、なにか覚悟のみたいなものなども、
ヒロイさんと雅子さんのお話や工房見学からそれらを改めて知ったのです。
それから、『道具萌え』なヒロイさんも。
いちから作り上げるも良し、既製品を買ってカスタムするのも良し….
道具のお話をするヒロイさんの目は輝く輝く。ガラスの光沢のようにキラキラと。
家主も道具が好きなので、道具について熱く語るヒロイさんにサインをもらおうかと思いましたよ。
この道具萌えな話も後日この【アトリエjournal】で紹介させて下さいね。
岡山の地でガラスで生きる花岡夫妻のそれぞれの想い。夫婦だからできること。
HIROY GLASS STUDIO = 花岡夫妻 であること。
勝手ながら、いろんなことを感じて帰ることができました。
そして、お二人の笑顔を思い出して、以前よりもさらにHIROY GLASS STUDIOさんの作品を愛でる家主であります。
photo by On apartments.
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次回からの【アトリエjournal】もHIROY GLASS STUDIOさんの工房取材です♪
<journalスケジュール>(仮)
No.2 制作風景
No.3 ヒロイさんの大切なもの
No.4 雅子さんの大切なもの
No.5 人気シリーズrenの制作について
お二人のお話、1回ではぜんぜん伝えきれないんです。
次回もお楽しみに♪
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photo by HIROY GLASS STUDIO
HIROY GLASS STUDIO 花岡 央さん、雅子さん、
お忙しい中、お時間をいただきまして本当にありがとうございました。
当サイトお取扱い作品はこちら→HIROY GLASS STUDIOさん
記事 by On apartments. 家主:光山 千夏